お分かりですね。 3000年前のレーザー治療とは「お灸」。 平成30年9月24日NHK東洋医学特集で 「イギリスの針きゅう師 マーリン・ヤング氏による アフリカウガンダでの結核治療に日本式お灸治療が 大貢献」という番組が放映されました。 未だに全世界で年間150万人もの人たちが結核で 死亡する恐い病の一つです。 その治療に日本式のお灸治療が大貢献したのです。 (結核治療のメインは当然薬ですが、薬だけでは副作用が 強く、治療離脱者が多くなります。 そこで、お灸治療を併用することで、副作用が軽減し、 指先でひねって細く小さくして足三里という足のすね にある穴(ツボ)に、くっつけ線香で点火し、小さな 火傷をつけるというものです。 ウガンダの結核患者の方がモグサを指で捻り足三里穴 に捻った小さな半米粒大のモグサをくっつけ、線香で点火 する光景は、うれしくもあり、くやしくもありで 保険適応に厚い壁のある 日本の針きゅう師の一人としては大変複雑な心境でした。 美容整形外科でもシミ ソバカス 脱毛に使用され ている熱量の強いレーザー治療機も加熱し皮膚を 焼きます。 3000年前のハードレーザーお灸も同じく加熱し 皮膚をほんの米粒ほどの小さな火傷をさせます。 |
日本式お灸が薬理学的にどんな作用があるのか ご興味のある方はちょっと専門的になりますが、 リンクページをご参照ください。 |
効果・手法の違いから温灸と直接灸の二種類があります。 結核治療に使われたのは 直接灸という皮フに小さな火傷をさせるお灸です。 しかし、単なる火傷ではありません。 偉大な火傷なのです。 火傷というとヒリヒリして痛むと思われますが、 蓬(ヨモギ)から精製された艾(もぐさ)には、 チオネールが多く含まれており、その他テルペン アルコール成分により香高い香気を放ち、 (艾の蓬(よもぎ)は仙人草とも呼ばれ、 解熱剤 駆虫剤 利尿剤 止血剤として効能がある 漢方薬の一つです。) 千年灸のような温灸: 効果 ・保温 血行改善・代謝促進効果 ・自律神経調整作用 米粒の半分くらいの精選されたモグサ(艾)を ポイント(ツボ)に起き、点火し、60度くらいで 加熱し 直径2~3ミリのスポット火傷をつくるもの。 直接灸と言います。 単なる火傷ではありません。 医療効果の高い火傷です。 ・自律神経調整作用:失調の調整作用 ・代謝促進 動脈硬化予防 貧血改善 細胞の働きを元気にします。 認知症予防効果など。 ・ワクチン効果:免疫力維持 強化 物もらい:バカ、風邪初期の治療予防効果 ・消炎鎮痛効果 薬ほどの痛み止め効果は ありませんが薬のような副作用がありません。 ・アトピー性皮膚炎 花粉症:標準治療の ステロイド剤に匹敵する効果がありますが 副作用はありません。 ・帯状疱疹 水虫などウィルス細菌焼却除去効果 お灸には大きく分けて以上の二種類があります。 他にも隔物灸というショウガなどの上からお灸を する方法もあります。 ①の温灸はソフトレーザーや赤外線に相当します。 ②の直接灸はハードレーザーに相当するスポット火傷 を作る もので、 水虫菌(はくせん菌) 帯状疱疹ウィルスには 絶大な効果があります。 きゃつら細菌・ウィルスは熱が大嫌い。 古きを訪ねて新しきを知る。 昔のことを研究すると、以外にも古臭くなく、 実は、現代にも役立つものだったという諺ですね。 当院院長も、恩師 針きゅう師 竹ノ内の治療で 救ってもらうまで、医師以外病気治療はできない ものと誤解していたのです。 お灸も針同様、古くて新しい治療方法なのです。 発電方式に例えると、針きゅうは風力発電のような ものでしょうか。 ぜひ、針同様お灸治療もご検討ください。 現代医療だけでは思うような効果が得られない 例えば、脊柱管狭窄症などの手術の前に一度試してみる (緊急手術以外ですが) そんな価値は十分あります。 ページトップのイラストのような小さな精選された艾(もぐさ)を 皮膚のツボに乗せ艾が燃え尽きる一瞬に60度くらい の加熱をするものです。 熱そうですが、実はたいしたことはなく、 「ゴム輪をはじいたくらいのもの」と例えられます。 我々熟練専門家が行うとなんだこんなものかと テレビ時代劇ドラマによる誤解が解消されるのです。 我々鍼灸師にとっては、大変迷惑なテレビドラマが 多すぎます。(製薬会社とつるんでいるのではないか と疑ってしまうほどです。) もちろん、痕は肌質により直径2~3㎜くらい残る方 とそうでない方に分かれます。 ホクロ、しみ、そばかすが増えたくらいと考えられる 方なら、また、効果があるなら、早く治せるなら 治るなら我慢できる方にはお勧めです。 帯状疱疹や水虫だったら、むしろ疱疹を病巣を綺麗に 掃除してくれます。 実績のある代表的な熱刺激療法の一つなのです。 日本では薬中心の医療行政が継続されていますので、 歴史はあっても、針同様誤解の多い治療方法ですが、 見た目と違い、はるかに体にやさしい 合理的で エコな、しかも、安全な治療法の一つです。 お灸も針同様 専門の経験豊富な針きゅう師(鍼灸師)に ご相談ください。 当院院長もベテランの鍼灸師でもあります。 ★(鍼:(ハリ)は針でも医療効果のある鍼なのです。) |
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