脳脊髄液減少症とは
脳脊髄液が漏れることで発症する疾患。
脳脊髄は、膜で包まれているのですが、脳脊髄と膜の間に液が循環しています。

したがって、脳脊髄はどのような姿勢でも液の中に浮いている状態を保っています。

しかし、なんらかの原因で、この液が漏れ減少すると浮力を失い、特に座位や

立位の時に垂れ下がり

脳が圧迫されたり神経血管が引っ張られることで様々な症状が起きます。

・めまい
・吐き気
・首背中腰の痛み
・視力減退やかすみ感
・耳鳴り
など

さまざまな症状が出現する疾患なのです。
自動車事故に遭い、ムチ打ち損傷になったからといってすぐ脳脊髄液減少症
であるか否かの診察をすぐ受ける必要はありません。
脳脊髄液減少症の診断方法はRI造影法(ラジヲアイソトープを体内に注入し

脳せき髄液がどこから漏れているかを診る方法)

で、1日がかりとなり負担度の強いものだからです。
日本医科大学 喜多村 孝幸医師のデータでは、

患者さんが同疾患の情報を得て

脳脊髄液減少症と自己診断され同医科大学脳神経外科で220名受信され、

15、5パーセントの34名

が脳脊髄液減少症と診断されました。

したがって、全鞭打ち損傷の患者さんのはたして何%がこの疾患になるのか

はこれからの研究課題のひとつですが、事故に遭い鞭打ち損傷になったからといってすぐ、

脳脊髄液減少症になるのではと心配することはありません。

また、

軽度ムチ打ち損傷の適切な治療が出来る医療機関にて1ヶ月様子を

見られ、改善されない場合。


また、脳脊髄液減少症の特徴である立位や座位にて症状が増強する特徴が見られれば

初めて もよりの専門医療機関にて専門的診察を受けられても決して遅くないのです。
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