カイロプラクティック講座

ここで近年問題となっている無資格の民間療法。

国民生活センターにも被害届けが急増し
平成24年9月河北新報でも

報道
されたもの。

その治療行為の中に危険な施術行為が含まれているのに、

カイロプラクティックの本場アメリカと違い、

この国では誰でも無資格で行えるカイロプラクティック風の行為。

当然の結果、被害者の方々がいっこうに減少しない問題の行為に

対して一言?も二言?も触れておかないといけません。


★カイロプラクティック講座開設の目的は

@一般の方々に、カイロプラクティック施術の一部の施術が

、なぜ危険性があるのか高いのかを理解していただくことで

す。

素人の方にも分かりやすく御説明しました。

(初心者講座を参考にしてください。)(リンク)




当院に駆け込まれた被害者過誤のデータも参考にしてください。

傷害データ診断名は当院が長年に渡って御協力いただいている

医療機関の専門医が出したものです。




Aまた、国が何ら適切な対策をとらない現状では、

無資格であろうと国家資格を所持されておられようと、

開業され安易に取りいれ、治療と称して、知らないとはいえ、

逆に傷害(捻挫・インピンジメント症候群など)を作り出している

方々が、今後より安全なサービスをしていただくために、

危険な施術を回避するために御参考にしていただければと

願って開設いたしました。


(中級者・上級者講座を参考にしてください。)(リンク)


カイロプラクテック風
とは、正式なカイロプラクティック施術ではない

という意味で、近年、カイロ施術と称して悪戯にバリバリ捻り、

器質的傷害・長期に渡って生活の質
を低下させる傷害を発生させる

偽カイロプラクターの行うものを指します。)

























カイロプラクテック風定義?

被害者の方々のアンケート調査から,また次のように

定義できるようです。



@ 行為(治療とは呼べません)の度に、本来カイロドクターに

とって応急処置であるリスクの高いバリバリ捻る施術を

「骨盤がずれている」とか「足の長さが違う」とか

わけのわからないことを言いデモンストレーションのように

毎回のように悪戯に行う



A脊椎を捻る行為の度に、ボキボキと音がすると「骨が動いた」

とか「決まった」とか医学的に意味不明の訳の分からないことを

被害者に言って煙に巻く。


B「これ以上行うと体がバラバラになる」とか「壊れる」と言って、

さも効果的な匠の技を、高度な技を駆使したかのような、

意味不明の言い訳を言う。




正式な正しいカイロプラクティックを批判したものではありません。

日本には本場アメリカのような正式な脊椎矯正のカイロプラクティックの教育機関は
限られており、その危険性の高い手技を多様する傾向にあることから
日本の厚生労働省は医療として
代替医療として正式に認めていません。







★当院の民間療法に対するこれまでの対応・姿勢

当院のこれまでのスタンス(姿勢)としては、民間療法というものは社会の

ニーズに応じて、健康食品と同様に

医療と伝統的代替医療(針きゅう・柔道整復:接骨院)を補う存在として

必要なものであろうと考え様子を見ていました。


★「もう、黙っちゃいられん。」

しかし、施術と称して危険な要素を含むカイロプラクティックが無資格で

容認され続けた当然の結果として、当院でも
被害に遭われ来院される

方々が跡を絶つことはありません。

平成28年2月10日NHK「クローズアップ現代」
でも、気持ちが良いから効くと誤解する

強すぎる指圧手技 カイロプラクティック風施術被害が増加していると報道され

ました

カイロプラクティック風行為を受け

傷害を負わされ

生活の質が低下し

失業を余儀なくされた方々、

成長期という骨が脆弱な時期に

骨盤がずれているから、

足の長さが違うからと言われ

悪戯に捻られ続け傷害を受け、

学業も満足に継続できなくなった症例等に遭遇すると、

「もう、黙っちゃいられん」という状況になり、当頁で公表し、

手始めにカイロプラクティック初心者講座を下記に記しました。


当院のこのような広報は一接骨院として行ってはならない。?!!

本来は国がちゃんと調査し、そのデータに基づき的確な

対応をとるべきものです。

このような広報は営利目的の営業活動と誤解を受けやすく、

一接骨院の行うべきことではありません。


しかし、
厚生労働省の特別研究班報告が出されて以降も

何ら具体的な的確な対応が取られない現状において、

被害者の現状を目の当たりにし「もう黙っちゃおれない」と

判断しました。

一国家資格者として、また医療機関の御協力を戴きながら

地域医療の一翼を担っているものとして、

この度 当ホーム頁にて公表することにしました。


(当データの掲載は平成22年度より行っていますが、
平成24年9月21日河北新報 朝刊に

「マッサージ・整体に注意」という見出しで、当院の

データを裏付ける内容の 国民生活センターによる

被害者データが公表されました。)



平成22年2月吉日記す




 
 
 
*カイロプラクティック初心者講座

★カイロプラクティック・整体行為で捻挫傷害?

捻挫の発症原因と定義の一つに

「強い力が関節(骨と骨の間)に加わり

発生する急激な捻れ、あるいは激しい力による関節周辺の関節包や

靭帯の損傷をいう。」というものがあります。

★要するに、無理な力を関節に加えると、捻挫を起こしますよ、関節が大なり小なり

 損傷を受けて炎症を起こしますよ腫れますよということです。

(上の漫画イラストとカイロプラクティック施術写真は、

一方は転倒したものであり、他方はカイロプラクティック治療の写真ですが、

傷害データからも解剖学的・運動学的にも実質的には両者とも関節捻挫

の原因となりうるものです。

従来より東洋医学系理論では椎間関節捻挫として、また近年整形外科医療でも

インピンジメントシンドローム衝突性症候群として認識されるようになってきました。)

したがって、

関節や関節のある背骨(首・背中・腰)に直接強い力を加え,

悪戯に毎回のようにバギッ(クラック音)と音をさせる施術は、

治療と称して実は背骨の関節内で捻挫 インピンジメントシンドロームを引き起こす

行為であり、被害臨床データからも間違いなく無理な力を関節に加えている行為であり、

軽くても捻挫傷害を引き起こす、時に骨折や動脈裂傷につながる

危険性
が大変高いものです。

痛みがあるということは、大なり小なり炎症がある、患部のどこかが腫れている

と考えてください。(もちろん、そうでない場合もありますが、素人の方々はそう判断

していただいた方が無難です。)

腫れている所を捻ったら腫れはひどくなる、正常でも、生理的範囲を超える力を与えたら、

与え続けたら、逆に正常な部位も傷害を受けることは、誰でも

ちょっと考えれば容易に推測できるはずですね。


首への同様の行為はもっと危険?

同様の首への操作は、首の捻挫傷害のみならず、首を通っている椎骨動脈・静脈という重要な

血管(心臓と脳をつないでいる)を傷つけ(裂傷)、
重篤な身体障害につながる危険性があります。

したがって、カイロプラクティックのバリバリ捻る捻転行為は行わないに越したことはありません。

適応症であれば、多くの背骨の諸症状は捻らなくても、他の安全な治療方法で

十分治ります。

要は、何でも悪戯に早く治そうと焦らないことです。

運動器疾患は、傷害に応じた治療期間が必要です。

そのことを理解していれば、治ったと錯覚させられるカイロ風行為に走らないで済みます。


手足の神経症状(痛みシビレなど)の無い場合、非炎症性疾患と判断が出来る場合。

厚生労働省特別研究班報告にもある椎間板ヘルニアなどの疾患が無いと確認できる場合。

高速圧迫捻転的な他動運動であるカイロ的施術は

診察能力のある柔道整復師の場合は

骨折や脱臼の整復操作同様 

応急処置として、当院の傷害データからも基本的には1回のみ許される施術だと

判断しています。

(症状の改善が診られても、脱臼の整復操作同様、捻られた部位の関節は、

その外力により大なり小なり傷つく可能性はあるからです。)

背骨(脊椎)には脳の一部の脊髄が通っており、大切な神経血管が通っています。

背骨を捻ってバリバリ鳴らすのと

指の関節をボキボキ鳴らすのとは似て非なるものということはご理解ください。


過誤のデータ
からも当然、悪戯に、毎回のように行ってはいけない施術です。

カイロプラクティック中級者・上級者講座
    図 5

捻挫の概念:
1、狭義の捻挫 sprain strain:骨と骨の間におこる急激な捻(ねじ)れ、あるいは
激しい外力による関節周辺の関節包や靭帯の損傷(断裂、半断裂、弛緩)をいう。

2、広義の捻挫 distorsion=インピンジメントシンドローム(impingement syndrome)
狭義の捻挫以外にも、人体には、日常生活や作業、スポーツで、負担のかかる
部位の関節内部で繰り返し骨頭同士の衝突、摩擦が発生する。
その為、同関節の軟骨、関節包・靭帯などに発生する損傷(炎症 断裂など)をいう。


解剖学的運動学的見解

脊椎:背骨の運動
(1)脊椎(背骨)は頚椎 胸椎 腰椎 仙骨からなる。
  椎骨が重なり脊椎を形成している。
  二つの椎骨をワンブロックとし、三つの関節でつながっている。
  @椎間板関節(頚椎はルシュカ関節を含む) A左右関節突起間関節 計3個

関節突起間関節の向きは脊柱の部位で異なり、運動許容性も異なる(図4-111)
                                                               図 4−111

頚椎・胸椎・腰椎の運動能力
@頚椎:屈曲 伸展 側屈 回旋が可能である。
A胸椎:側屈、回旋、ある程度の屈曲・伸展が可能であるが、胸郭という単一構造としての
運動であるため、その許容量は小さい。
B腰椎:腰椎の椎間関節は水平面に対しては直角に、前額面に対しては45度の傾き
を持つ、運動は屈曲・伸展・側屈は可能であるが、回旋はほとんど出来ない
全腰椎回旋角度5度:カパンディ関節生理学より



例えば、回旋出来ない回旋能力のほぼ無い腰を無理にバリバリ捻ったらどうなるでしょうか。

上の図5を見れば誰でも分かりますね。

捻られるたびに、椎間関節内で衝突(インピンジメント)が発生し関節軟骨を

痛めるでしょうし(捻挫)、

外力しだいでは下関節突起の受け皿の上関節突起が折れてしまいます。

骨折(分離症)してしまいますね。

正にインピンジメントシンドローム衝突性症候群と言えます。

頸椎胸椎は回旋能力(頸椎50度:環椎軸椎関節が中心)はありますが、回旋能力を

超える捻転力を加えると

佐野茂夫医師の言われる解剖学的破壊につながる行為になるものですし、

悪戯に繰り返しますとインピンジメントシンドローム的捻挫症状を

発症します。

頚椎の解剖:
頚椎は他の胸椎 腰椎と違い特殊な関節構造を有している。椎間関節以外にも
ルシュカ関節を有するが、このルシュカ関節も椎間関節として論じられることが多い。
また、
頚椎は心臓と脳をつなぐ大事な血管 椎骨動脈が鎖骨下動脈起始部から
起こり、第六または第五頚椎の横突起の穴である横突孔に入り、順次上位の
同孔を上行し、大後頭孔から頭蓋腔に入り脳に血液を送っている。
この構造が、実はカイロ傷害という傷害の因果関係 病機に密接に関与している。
すなわち、動脈が通る骨の穴(横突孔:約3oの骨の厚さ)が5〜6oの間隔で
連なり重なっている。長い一つの骨の管に血管が通っているのではないこと、
このことが
実は重大な傷害発生の要因ポイントとなる。
頚椎の運動で回旋(左右に回転させる運動)運動が、しかも捻転力を瞬間的
に与えられると、椎骨動・静脈は5〜6o間隔で骨の穴を通っているため、回旋運動が
血管には過剰な剪断力(例えば血管の限局した部位に、相反する平行した二つの力が密接
に強く働いた時に、その二つの力の相接する部分に起こる力)と、伸展力となり血管の
損傷裂傷を招く。
若い柔軟な血管だと発症例は少ないが
、中年以降の動脈硬化の起こっている
血管はカイロプラクティックの捻転施術で血管損傷を起こす発生率は高くなる
ことが推測される。

(静脈は第一〜第7頸椎横突孔を通っている)
特に上部頸椎領域は脈管損傷がより多く報告されている。
糖尿病を基礎疾患に持っておられる方も要注意となる。
もちろん、頚椎も回旋能力があるとはいえ、炎症期に強い力を加えられると
関節炎・捻挫を悪化することは誰でも容易に推測できる。
なぜなら、炎症疾患の治療は、消炎鎮痛治療であり安静が基本養生となるからだ。


カイロプラクティック風施術による傷害
は、捻挫傷害の定義にもあるようにカイロプラクテック施術のアジャスト、スラストという
急激な捻れ、捻れと伸展あるいは激しい外力を人体に加える施術によりおこりうる傷害で
あることは上記捻挫の定義からも誰でも容易に推測できるものです。

ここで、もう少し、詳しく分析してみましょう。
東京都教職員互助会 三楽病院整形外科部長 
佐野 茂夫さん著書「やさしい腰痛」の中になぜ
カイロプラクティック風施術が問題となるかヒントとなる
一文があります。
ご紹介します。
カイロプラクティック風施術を行っている施術者の方は
是非参考にしてください。

「モビライゼーション(授動術)とは生理的限界まで

動かすものであり、マニピュレーションとは

超生理的領域まで動かすものである。

関節の可動域には、まず自分で動かすことができる

自動的可動域があり、さらに押し込むと(捻ると)これを超えて、他動的可動域(捻転域)に

入る。

この他動的可動域までが生理的限界であり、弾性の抵抗を感じる。
さらに力を加えると、ボキッという音と共に急に可動域が広がり、
生理的限界を超えた超生理的領域に入る。
この超生理的領域までが解剖学的限界であり、靭帯、関節、骨などの解剖的構造
により強くブロックされ越えられない。
しかしそれ以上のきわめて強い力が働くと、解剖学的構造を破壊してこれを超え
靭帯損傷や脱臼が起こる。」(腰椎は回旋能力が無いので、過度に捻られることで関節
内部で衝突インピンジメントが発生、軟骨損傷となる。)
モビライゼーション マニピュレーション アジャストメントという用語の定義に関して
はさまざまなものがありますが、人体に加わる外力のレベルにより分類した解釈です。

しっかりした技術を会得した人によるカイロプラクティック施術は、首(頸椎)腰(腰椎)
以外だと
超生理的領域と呼ばれる捻転角度までの捻り技であり、それを超える必要以上の
捻りを加えると当院に駆け込まれてこられた被害者達のように解剖学的構造を破壊され、
捻挫、靭帯損傷や脱臼、骨折、椎間板ヘルニア傷害となる。
首への捻り術は、解剖学的にも生理的領域においても動静脈裂傷のリスクは
否定できません。

ほんのちょっとした手違いで、超生理的領域までの施術のつもりが、破壊的領域に至る

過誤となってしまう。そんな可能性のあるカイロプラクティック施術の一手技アジャスト スラスト。

確かな技術を会得するまでには、術者は試行錯誤と数多くの被害者が必要とされる、

また、どんなに優れた技術を会得しても、時に過誤という宿命を否定出来ない

背負っている施術かもしれません。


また、生理的限界までのモビライゼーションであっても、訳もなく悪戯に施術の
度に繰り返し行うと、生理的限界を超え解剖学的構造を破壊する可能性は
否定できません。
特に、血管 骨の脆くなっている中高齢者は言うまでも無く、
成長期の関節構造の脆い青少年への繰り返される施術は
モビライゼーションといえども、高速圧迫運動的施術は安易に行っては
いけないものだと当院の被害者データからも強く推測しています。

我々柔道整復師は、骨折 脱臼の応急処置に限定し、整復という強い外力を
加え施術するケイスがあります。
しかし、その整復によるリスク傷害を越えた意義が整復にある場合のみ
行えるものなのです。

アジャスト スラストという高速圧迫捻転的な他動運動であるカイロ的施術は、
カイロの施術の中でも
一番ダイナミックでデモンストレーション効果の高い施術です。
歩行動作 ADL1レベルの腰痛症でも、腰部後方要素を開大させ
アジャストすることにより、椎間関節内部の半月板偏位による疼痛
を解消し、劇的に腰痛が取れることがあると聞きます。
インピンジメントにより軟骨が変位を起こしていると判断診断することは、
アジャスト施術でスクリーニングして初めて判明する可能性のある症状とも言えます。
腰痛症がいつも軟骨の変位によるものとは限りません。
しかし、カイロプラクティック風施術者は、二度目の偶然を追い求め
悪戯なアジャスト施術をつい繰り返してしまい衝突性症候群を惹起させ悪化させてしまうようです。
同様に、そのような経験をした患者は、低レベルの解剖学的構造の損傷を受けていても
一日でも早く症状が改善される同治療に走ります。
症状さえ改善されれば治ったと錯覚するのが素人判断に多いからです。
しかし、被害者データから推測できることは、カイロ風施術の場合は
患者の症状如何にかかわらず、悪戯に生理的 解剖学的限界を超えた施術
を繰り返し、解剖学的構造を破壊していることが強く推測できます。

カイロプラクティック風施術の場合、下記のリスクがあり、傷害につながることを認識
出来ないでいるからです。
@ 捻挫傷害(インピンジメント) A骨折傷害 B ヘルニア傷害
 
特異的腰痛症、特異的脊椎疾患以外であるなら、
ほとんどの場合安静療養とツボ医療(針麻酔)か、消炎鎮痛剤併用
療法とリハビリ運動で、そしてブロック注射で寛解治癒に至ります。
以上の治療でも改善されない場合に限り、リスクを越えた凌駕できる治療効果が
期待できるケースの場合、

そして、患者さんが施術により発生しうる傷害を納得できる場合に限り
カイロプラクティック風的ダイナミックなマニピュレーション施術は行っても許される
施術
かもしれません
。(カイロプラクティックのマニピュレーションではありません。)

カイロドクターによるカイロプラクティックでさえマニピュレーションは
上肢・下肢神経症状・肋間神経症状 炎症症状のある場合は絶対行っては
いけません。ましてや、カイロプラクテック風施術者で診断能力の無い人や
神経症状・炎症症状が理解できない方は
行ってはいけないリスクの高い施術となるのです。(カイロプラクティックの医学書
:カイロプラクティック総覧にも記載されてあります。)


終わりに
繰り返しますが、当講座は、正式なカイロプラクティック施術を
全否定批判したものではありません。

ちゃんとした診察診断の基に、またしっかりしたリスク管理のもとに
行われる施術を全否定など出来ようはずがありません。
しかし、同じカイロ的施術(マニピュレーション)で その施術治療の力加減しだいで、
時に傷害にも時に治療にもなる。
治療と称して、傷害発生行為(インピンジメントシンドローム)をしている
そんな、不安定な危険性の高い行為を果たして医療として認めて
良いのかという問題を抱えた治療でもあります。

どのような職業でも同業間で優劣があります。
医療と名のつくものには効果があればあるほどリスクを伴うものです。
したがって、リスクを出来るだけ最小限に抑えるために国が基準を設け
国の行政機関の管理のもとに医療は行われ、その不足分を代替伝統医療
が補っているのです。
その基準となるものが国家資格です。
医師が中心となって看護師・理学:作業療法士など医療従事者達が行うチーム医療。
鍼灸師・柔道整復師の行う伝統医療(針きゅう・柔道整復:接骨整骨)などです。
また、医療は特殊な最先端医療を除き、一定の医学的知識と研修に
より、安全性は十分保証出来るものが認可されます。(医薬品はこの限りではなさ
そうですが、、)
伝統医療はその伝統がその安全性を保証し、多くの有志がより安全な伝統
医療遂行の為、近隣の医療機関の御協力を頂いています。

カイロプラクティックという施術は、アメリカという国で発祥し、
それなりの伝統と実績がありますが、その是非を問う場合人種間の体質の違いにも
触れなくてはいけない要素を含んでいます。
これまでお伝えしたように施術の中に、直接的治療であり、施術により捻挫発症等
のリスクを伴う施術が含まれており、また、施術者の力加減で、紙一重で時に
治療となり、時に傷害になるという
大変治療と呼ぶにふさわしくないリスクの高い施術が問題となっているわけです。
したがって、本場アメリカでは、日本と違い強い施術は行われなくなっています。

当然医療として扱うか否か、国家資格を制定すべきか否か、被害者を今後1人でも
出さない為に、そのリスクを出来るだけ抑えるようにすべき時期に来ているものと
考えます。

国家資格者でも、カイロプラクティックとは異質の医療過誤のリスクはあります。
したがって、さらなる医療改革が必要ですし、個々の資格者は
研修制度を通してより良い知識と技術の習得に努めなくては
いけないのです。
それが、地域医療を担うということではないでしょうか。
カイロプラクティック施術の中に危険性の高い、傷害につながる行為があることを
知らないまま、教えられないまま開業された方々、
また治療の幅を広げようと安易に採用された有資格者の方々は
当講座でマニピュレーションのリスク 危険性を認識していただければ
幸いです。
マニピュレーションテクニック(アジャスト・スラスト)は
診察機器(X線診断装置)の備わったアメリカのカイロドクターでも、
徹底した診察(画像的、解剖学的、運動学的、神経学的)の基、
診断を下しその是非を決めるものです。
しかし、それでも過誤が起きるテクニックの一つです。
その時の力加減で、治療にも傷害にもなる不安定な施術行為だからです。
カイロプラクティックも様々なテクニックがあります。
当講座を読まれ、心当たりのある方には、
今後は細心の注意を払われ、能力に応じた、資格に応じた
危険性の無いテクニックを中心にカイロ施術をされる様願っています。
そして、今後は一件でも多くの医療機関からコンセンサス(同意)を
得られる施術の提供に努められ、地域医療の一翼を担っていただければ
幸いです。(医師の御協力を御指導を受けながら行うことで、自分の施術の評価
をしていただけます。これは新しい治療を安全な治療を普及させて行く上で
大変大切なことです。)


参考文献
@カイロプラクティック総覧 スコット・ハルデマン原編著 
 P483〜P501 P554
A筋骨格障害系理学療法学 居村茂幸編 P235〜P245
Bやさしい腰痛 佐野茂夫著 P44〜P45

C基礎運動学 中村隆一 斎藤宏著 P234〜P249
D関節運動学的アプローチ AKA 博田節夫著 P40〜P87
Eクリニカルカイロプラクティックテクニック KimD.christensen,D.C.著
  「訳者の序言」
Fモビリゼーションテクニック ジョン・ブラックマン カレン・プリップ共著
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